僕らは三十路のフォートナイト部改め原神部

Victory Royal目指して徒然なやつ

胡桃の罠よ

フォートナイトをやりたい熱が深まっているのですが、なかなか原神から復帰できない現状。久々に更新するかと思っても原神なので、ブログ名の変更を最初にやりました。

 

前回の更新でランク45という話をしていますが、現在は54です。事実上の上限である55にもうじき手が届きます。

それに伴ってキャラも育ってきていますが、タイトルにある胡桃を1ヶ月間超の期間で溜め込んだ原石で3凸しました。無課金だった私も「天空紀行」と「空月の祝福」で立派な微課金勢になっていたのです。(じゃないと200連分も貯まらない)

 

胡桃は復刻ながらも未だ頂点に君臨するスーパーアタッカーです。

スーパーであるための条件は多いのですが、胡桃そのものに対する制限はむしろ少ない。星5キャラは完凸(6凸)で化け物になるキャラクターも多く、これが「原神は廃課金者のゲーム」と言われる所以です。しかし胡桃は2凸で完成と俗に言われています。

リークで胡桃と言われて「これは貯めるか・・・?」と悩み、公式で胡桃と言われて「貯めるぞ!」となり、天井残り34連からの200連でモナ×1と胡桃×4を引きました。(4体で3凸なので完凸には7枚を引かなければならない)

ピックアップ星4の早紬・トーマ・ディオナも完凸して、私は、それはもう、ホクホク顔で今回のガチャを終えたのです。

 

しかし胡桃の難しさに直面しました。

まず、武器がないのです。武器。「匣中滅龍」はあるんですが、そうなると「行秋」ちゅうキャラクターが必須になってしまいます。行秋なんぞ持ってない。(完全不所持)

その行秋とて「祭礼の剣」がマストなレベルで、やっぱりそれも私は持っていません。やっぱり武器がない。

こうなれば「むしろなんで胡桃を取ろうとしたの?」というレベルです。それを承知で取ったにしても、現実はあまりにも厳しかった。

 

それでも良かった。自分のペースで歩けばいいと。

問題はJiydaとNaporina-raが「貫一が胡桃引くなら遠慮するわ」と言っていたくせに引きやがったことでしょう。(Jiydaは1凸、Naporina-raは無凸)

そしてこの2人は「護摩の杖」も引きました。これは胡桃のモチーフ武器にして壊れ武器なのです。胡桃が「スーパーアタッカー」となるのに非常に大きなウェイトを占める、壊れ武器なのです。

更に言えば、Jiydaは行秋3凸+祭礼完凸で、Naporina-raは行秋完凸+祭礼完凸です。意味深に書きますが、「私の胡桃」よりもずっと素晴らしく運用できます。

Jiydaは「胡桃強いわー」なんて言って悠々と行秋とセットで使いやがる。Naporina-raも胡桃を育成して使うと言いやがる。今にして思えば、私は着実にフラストレーションを溜め込んでいたのでしょう。

 

ガチャの事前から胡桃の運用を考え、及第点を大きく超える3凸を達成しました。環境を整えるために必要な時間も含めて、全て飲み込める範囲だと。

しかしここまで固執した胡桃が、憎き奴らの後塵に拝すともなると、あまりにも辛い。別キャラならいい。雷電将軍に劣ろうとも、「それはそれ、これはこれ」と納得出来ます。

マイペースに進もうというマイウェイへ護摩の杖を持って合流されてしまうと、話は違う。どれほどダメージ計算を重ねても私の胡桃は奴らの胡桃に敵うことがない。素晴らしい「聖遺物」を引いても、引いても、護摩には敵うことがない。

(聖遺物はRPGにおいてアクセサリや防具にあたるもの。取得時にランダムで設定されるメイン×1サブ×4のパラメータにより、ステータスが上昇する)

 

今にして思えば、31歳になってなお、私は自分の領域を侵されることなく生きてきたのではないでしょうか。少なくとも「どうやっても勝てない相手」ってのはいなかったと思います。

私自身がすごい人間だからではなくて、ゆとり教育の賜物なのです。個性的に生きていれば、競合相手などありえません。そして、私は怠惰な人間ですから、競合相手を認識していなかったのです。

「あいつよりテストで良い点をとってやる!」という考えもなしに学業を終え、社会に出ても「あいつより良い実績をあげてやる!」という考えもありません。人それぞれに個性があって、個性なりのやり方があって、やり方相応の結果が出てるならそれで問題がない。問題は、自らの個性を認識し、それを周囲に認知させ、その結果を認めてもらう過程にしかない。そんな風に生きてきた。

けれど今回、胡桃という個性に変わりはなく、その道筋でしか争うことが出来ない。そこで私は決して勝利を得ることがない。

 

タイトルにある罠とはそういうことでして、胡桃というキャラクターは運用が一本道なのです。正義は火力で、火力の劣る胡桃は正しくありません。

これがネット上での知り合い同士というなら別の話かもしれません。「いやー、◯◯さんの胡桃にゃ勝てませんわー。どうやったらそんな強くなるんです?」なんて緩く言えたでしょう。人によってはやっぱり敵愾心を燃やすのかもしれませんが。

とまれ、これが小学以来の友人同士というんですから対抗心はハンパないのです。せめて胡桃でない別キャラならば運用の仕方で差別化が可能だったんですが。

 

というわけで、私は4万円弱の課金をして護摩の杖を引きました。3天井は辛い。

 

[fin]